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アメリカでバファリンって買える?その代用品は?【痛み止め】

アメリカ バファリン 痛み止め

日本の薬局で手軽に買える痛み止めのバファリンA。

・アメリカでバファリンと同じ薬はあるのかな?
・似た薬が並んでるけど違いはあるの?

本記事はこのような疑問をお持ちの方に向けて書いています。

バファリンAと同じ成分の市販薬がアメリカでも入手できるかどうかを解説していきます。

当サイトに掲載されている情報については、薬剤師の資格を持った管理者により運営されております。当サイトに記事を掲載するにあたって、不適切な表記がないか、細心の注意を払って確認をしておりますが、医療及び健康管理上の事由など、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。あくまで、読者皆様ご自身のご判断にてお読み頂き、ご参考にして頂ければと存じます。
免責事項及び健康についての注意事項はこちらをご覧ください。

目次

バファリンAとは

薬剤師ママ

まずは日本のバファリンAの概要をおさらい

商品名バファリンA
有効成分アスピリン(アセチルサリチル酸)
有効成分の含有量(2錠あたり)600 mg
用法用量成人;1回2錠、1日2回を限度とする。服用間隔は6時間を空けること。
(15歳未満は服薬しないこと)
バファリンAの概要

(参照:バファリンAの公式ウェブサイトより)

つまり、日本のバファリンAには1回の服薬あたりアスピリンが600 mg含まれていることが分かります。

アメリカでバファリンは買える?

ずばり、バファリンと全く同じお薬はアメリカでは売っていません。

でもご安心を。バファリンと同じ成分のお薬は多く売られています。

薬剤師ママ

その中でも最も成分量が近いものをご紹介します

GENUINE BAYER® ASPIRIN

アメリカのアスピリン製剤として販売されているものとしては
【GENUINE BAYER® ASPIRIN】があります。

まとめ

商品名GENUINE BAYER® ASPIRIN
画像アスピリン
有効成分アスピリン
有効成分の含有量(1錠あたり)325 mg 
用法用量1回の服用ごとにコップ1杯の水を飲むこと。
大人と12歳以上の子供:4時間おきに1〜2錠または6時間おきに3錠を服用する。
(ただし24時間に12錠を超えない範囲に留めること)
12歳未満の子供:医師に相談すること
使用・以下に示す小さな痛みを一時的に和らげる
  頭痛 – 筋肉痛 – 歯痛
  月経痛、風邪、関節炎の痛みなど
・一時的な解熱
警告【ライ症候群】
水疱瘡やインフルエンザに似た症状のある、または回復しつつある小児および10代の子どもには本製品を使用しないでください。
【胃の出血の警告】
重篤な胃の出血を引き起こす可能性があります。以下の場合、その可能性が高くなります。
・60歳以上の方
・胃潰瘍や出血の問題を起こしたことがある。
・血液をサラサラにする薬(抗凝固剤)またはステロイド剤を服用している場合。
・処方箋または非処方箋のNSAIDsを含む他の薬物を服用している。
・(アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセン、その他)を含む他の処方薬や非処方薬を服用している。
・本製品を使用している間、毎日3杯以上のアルコール飲料を飲むこと。
・指示された量より多く、または長く服用すること。
GENUINE BAYER® ASPIRINの概要

(参照:公式ウェブサイト)

特徴

こちらは1錠あたりアスピリンを325 mg含んでいます。

飲み方は「4時間おきに1〜2錠または6時間おきに3錠」とのこと。

こちらのお薬は痛み止めや解熱を目的として使用することができます。

また、医師の指示のもとで、心臓発作や血栓関連(虚血性脳卒中)の再発のリスクを軽減するために服薬することもできます。

バファリンAとの比較

日本アメリカ
製品名バファリンAGENUINE BAYER® ASPIRIN
飲み方1回2錠4時間おきに1〜2錠または6時間おきに3錠
成分アスピリン(アセチルサリチル酸)アスピリン(アセチルサリチル酸)
1錠あたりの成分量300 mg325 mg 
1回あたりの成分量600 mg325 mg 〜975 mg

アメリカのGENUINE BAYER® ASPIRINの飲み方は「4時間おきに1〜2錠または6時間おきに3錠」です。

日本のバファリンAの成分に近づけるには
1回に2錠飲めばアスピリン量が650 mgとなります。

全く同じ成分量ではないですが、
この飲み方が日本のバファリンAに最も近い飲み方と言えるでしょう。

さいごに

当記事ではアメリカで日本のバファリンAを購入できるのかを解説し、代用品をご紹介しました。

成分が同じお薬が売っていますが、その量まで同じとはいきませんでした。

お薬のコーティングが異なるので、効き方に違いを感じる方もいらっしゃるかもしれません。

本記事の情報が、お薬を選ぶ際に少しでもお役に立てれば幸いです。

持病をお持ちの方や通院されている方は
必ずかかりつけの医師に確認をしてから服薬するようにしましょう。
また、アスピリンは妊娠中(特に後期)の方小児にはに注意が必要です。
【警告】の欄をしっかりお読みになってください。
みなさまでお薬の情報をしっかりと把握し、お薬の利点と欠点を理解してから服薬しましょうね。

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この記事を書いた人

日本では薬剤師として勤務。夫の仕事の都合で、2021年に渡米。現在は夫と息子の3人、ニューヨークで暮らす。
日米のお薬事情の違いを解説するブログメディア「くすらぼ」を運営中。そのほかにもNY生活で役立つ情報も同サイトで紹介。薬剤師×ママの目線で情報発信中。

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