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アメリカでアレルギーの目薬|種類は?成分は?薬剤師が解説

アメリカの薬局で売っているアレルギーの点眼薬に違いってあるの?日本の薬との違いは?

それらの疑問を解消すべく、成分の違いその量について薬剤師ママが詳しく解説しています。

目次

【まとめ】アレルギーのお薬

アメリカで売られているアレルギー/花粉症お薬の【まとめ】は別記事にあります。

飲み薬や目薬について気になる方は併せて読んでみてください。

アレルギーを抑える点眼薬の成分:3種類あります

成分名日本で売られている商品名アメリカで売られている商品名
KETOTIFEN 
(ケトチフェン)
・【医】ザジテン
・ジキナAL
・アイリスAGガード
Zaditor
Alaway
PHENIRAMINE
(フェニラミン)
なしNaphcon-A
・Opcon-A
・Visine-A
Olopatadine
(オロパタジン)
・【医】パタノールPataday
アレルギーを抑える働きのある点眼薬のまとめ

(【医】:医療用医薬品の略。病院で処方されるお薬のこと。)

薬剤師ママ

各成分ごとに解説していきますね

成分1:ケトチフェン

同成分の日本のお薬

・【医】ザジテン…….ケトチフェン 0.05%
・ジキナAL………………ケトチフェン 0.05%
・アイリスAGガード..ケトチフェン 0.05%

日本で売られているケトチフェンを含む目薬の濃度は全て 0.05%でした。

Zaditor

商品名Zaditor
画像zaditor
目的花粉、ブタクサ、草、動物の毛、ふけなどによる目のかゆみを一時的に和らげる
成分量Ketotifen 0.035% 
特徴3歳以上に使用可能。
使用後、コンタクトレンズを再び挿入する前に少なくとも10分間待つこと
URL公式HP
Zaditorの概要

Alaway

商品名Alaway
画像alaway
目的ブタクサ、花粉、草、動物の毛、ふけによる目のかゆみ
成分量Ketotifen 0.035% 
特徴3歳以上に使用可能
使用後、コンタクトレンズを再び挿入する前に少なくとも10分間待つこと
URL公式HP
Alawayの概要
薬剤師ママ

アメリカの目薬でケトチフェンを含むものは
濃度が0.035% yと日本よりは抑えられています

成分2:フェニラミン

現在アメリカで購入できるフェニラミンが含まれる目薬は2種類あります(2024年3月現在)

同成分の日本のお薬

なし

現在日本でフェニラミンを含む点眼薬は販売されていません。(2024年3月現在)

Naphcon-A

商品名Naphcon-A
画像Nephcon A
目的ブタクサ、花粉、草、動物のふけ、毛などによる目の充血、かゆみを一時的に緩和する
成分量hydrochloride 0.025%…………..充血除去
Pheniramine maleate 0.3%….抗ヒスタミン作用
特徴6歳以上に使用可能
URL公式HP

Opcon-A

商品名Opcon-A
画像opconA
目的花粉、ブタクサ、草、動物の毛、ふけなどによるかゆみや赤みを一時的に和らげます
成分量Naphazoline HCI 0.02675%……..充血除去
Pheniramine maleate 0.315%….抗ヒスタミン作用
特徴6歳以上に使用可能
URLAmazon
Naphcon-Aの概要

 

Visine-A

商品名Visine-A
画像visine
(公式HPより画像をお借りしました)
目的目の充血、かゆみ、アレルギーを一時的に緩和する
成分量Naphazoline HCL 0.025%…….充血除去
Pheniramine maleate 0.3% …抗ヒスタミン作用
特徴6歳以上に使用可能
URL公式HP
Visine-Aの概要
薬剤師ママ

アメリカでケトチフェンを含む目薬には全て
充血除去剤も合わせて配合されていました

成分3:オロパタジン

現在アメリカで購入できるオロパタジンが含まれる目薬は1種類だけです(2024年3月現在)

同成分の日本のお薬

パタノール……オロパタジン0.1%

日本で売られているお薬の中では、医療用医薬品のパタノールが同じ成分です。(2024年3月現在)

これは病院で処方箋を書いてもらわないともらえないお薬(医療用医薬品)です。

Pataday

商品名Pataday twice Daily Relief
画像pathaday
目的花粉、ブタクサ、草、動物の毛、ふけなどによる目のかゆみや充血を一時的に和らげる。
成分量Olopatadine 0.1%
特徴2歳以上に使用可能。
URL公式HP
Patadayの詳細

Patadayには現在3種類の目薬が売られており、それぞれでオロパタジンの成分濃度が変わってきます。

上記で説明したTwice Daily Relief【オロパタジン0.1%】以外に

Pataday® Once Daily Relief【オロパタジン0.2%】やPataday® Once Daily Relief Extra Strength【オロパタジン0.7%】があります。症状や目薬をさす頻度で決めてもよいですね。

まとめ

当記事では、アメリカの点眼薬について解説しました。

アレルギーを抑える点鼻薬に含まれているお薬の成分は3種類あり、それぞれの成分の点眼薬も多く販売されていました。

目薬を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。

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この記事を書いた人

日本では薬剤師として勤務。夫の仕事の都合で、2021年に渡米。現在は夫と息子の3人、ニューヨークで暮らす。
日米のお薬事情の違いを解説するブログメディア「くすらぼ」を運営中。そのほかにもNY生活で役立つ情報も同サイトで紹介。薬剤師×ママの目線で情報発信中。

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